2020年12月24日木曜日

バレエのリフトの寄りを撮っています

 昨日観たボリショイバレエの映画でもリフトの話があり、YouTubeでも観たことがあり、先生方もリフトのお写真を投稿されています。

全てのリフトの寄りではなく、絵になるリフトの時だけです。

女性ダンサーが上にいる時間は、長くても3秒で2秒の時もあります。

直後にフィッシュ・ダイヴもあるので、油断できないですね。

なので、寄りを撮ることは、非常に勇気のいることです。

さて、バレエのリフトの寄りは、海外の一流バレエ団の動画で初めて観ましたが、生オケで指揮者撮りカメラもあり、寄りカメ3台、引きカメ2台の5台で撮影しており、私が観たのは、全身ルーズサイズで撮っているカメラがリフトサイズをクリアし、寄りカメが上のダンサーのみを一瞬撮ったのでした。

もちろん、スイッチャーの指示でもあり、カメラマンが信頼されているからこそのスイッチングであり、息が合わないとタリーランプ(採用されるとファインダー内に点くランプ)を貰えません。

そんな中、私の場合は、アマチュアのバレエ発表会が殆どであり、予算も無く、全身ルーズサイズからリフトのタイミングに合わせ、上の女性ダンサーにズームインしている訳です。

そして、フィッシュ・ダイヴへと構図の修正フォローをしなければなりません。

これが、中々、出来ることではありません。

日本一大切にさせていただいているバレエの先生の時は、本当に緊張しましたが、神技の如くタイトな構図のままフォローできました。

2020年12月22日火曜日

マルチカム編集の新機軸

2017年1月に新メインカメラで再始動し、完成形の新バレエ映像を確立しました。

そして、今日まで、当方のノウハウをフルに活用したマルチカム編集の新機軸は、軽々しく公開できない企業秘密のような物です。

また、このコロナ過で「密」にならない対策として入場制限があり、カメラマン席も縮小される傾向です。

それに、緊縮財政によるリストラも盛んであり、バレエ発表会では、カメラマンは絶対に必要ですが、スイッチャーは要らなくなりそうですね。

それでは、その理由として、当方の想いや情熱を下記に明記いたします。

【スイッチャには出来ないマルチカム撮影】

バレエの演技で、両サイドにコールドさん達が静止している中、センターの男女が二人で演技しているシーンがありますが、あるタイミングで、コールドが向きやポーズを変える瞬間がありますね。

これをスイッチャーが知っていて、もう、そろそろだと思い引き映像に変えても2~3秒早かったりします。

しかし、ビデオ編集ですると0.1秒の狂いも無く、引き映像に切り替えることが出来ます。

もちろん、再び静止になれば、男女のタイト・ツゥショットに戻ることもできるのです。

これが、意味のあるマルチカム編集であり、最高の満足感を味わえます。

最後に、コロナで無くても、バレエ団の撮影業者のスイッチャーさんが、ミスやヘマをしたくなく、切り替えのタイミングを、各カメラマンにインカムで指示し、現場では各カメラの映像は全収録にし、編集室でスイッチングをしているようです。

改めまして、当方は、ローコスト&ハイクオリティーなマルチカム撮影を謳い、ワンマン4台カメラにより、他の未熟なカメラマンに失敗される不安も無く、確実に3種類の固定カメラが映してくれています。

まさに、このコロナ過を生き残れる業者と成れることを祈っております。

ありがとうございました。