2018年9月21日金曜日

あるバレエ映像を分析

2019年2月8日更新
プロとアマのバレエでは、映し方が違うかも知れない。しかし、ある映像を分析すると、メインの御2人だけの映像があり、コールドたちも演技をしている。なので、中途半端な引きよりも、コールドも全員映るように撮るべきだ。また、斜めからの撮影なので、メインの2人が少し下手に移動しただけで、下手のコールドにかぶりそうになり、センターの正面カメラに切り変わった。だったら、初めから正面カメラにするべきだ。また、ダンサーがリフト回転し足が12時に上がった時に一瞬トゥシューズが切れた。カメラマンとして一番注意しなければならないミスをしている。だから、特別な撮影技術を持たない街のビデオ屋さんのカメラマンは、スイッチャーに注意されるのでダンサーを小さく映してしまう。そんな中、熟練カメラマンなら、寄っていてもジャンプや手足が上がることを予測し、絶妙なタイミングでズームアウトしている。次にコールドさんたちも演技している時は、全員が映っていると綺麗であり全体像が分かる。次に、同ポジスイッチングをしていた。テレビ業界で優秀なスイッチャーさんの場合は、インカムでカメラマンに「同じサイズだから引いて。」とよく指示を出します。最後のコールドさん達の首ふりシーンは全員映すべきだと思う。

【バレエ映像のアドバイス】
バレエの先生のために映像アドバイス。具体的には過去のDVD映像を検証し、いつも決まっている業者さんに先生から注文をつけることで、DVDの芸術的な品質アップをしていただきましょう。

さり気なくキレのあるバレエ映像

舞台でプリンシパルが1人で踊っている。カメラは、ダンサーのルーズ全身サイズでフォロー撮影している。そこに、コールドたちが両方から登場する。それを固定の超高画質カメラで登場の瞬間から編集できるように確実に映している。少し引いたメインカメラに奥のコールドがフレームインすると全員サイズにズームアウトし群舞をタイトでフォロー撮影する。そして、踊っているのがプリンシパルだけになるとズームインで、ルーズ全身サイズでフォロー撮影する。コールドたちのポーズが変わるところは、固定の超高画質カメラが確実に映す。止まったら、プリンシパルだけの画面サイズに切り替える。このように、カメラを4台にすることで、2台カメラだけより、より引き締まったキレのある撮影と編集ができています。