2015年9月10日木曜日

バレエ発表会を綺麗な色合いで撮影

 バレエの第1部小品集では、演目ごとに照明の色温度(色合い)が変わることが多いです。ちなみに、バレエ劇では、演技中に色温度が変わることもあります。これを何も対策しなければ、真っ青になったり真っ赤になったりします。

 そこで、当方はゲネプロ時に各演目の色温度を調べており、プログラムにメモしておきます。そして、本番ではプログラムに豆球を照らし、演目間の暗転中にリアルタイム色温度変換しています。

 今回で言えば、3900K⇒4500K⇒3900K⇒5500K⇒3900K⇒4200Kと、カメラの色温度調整ダイヤルを回し、色温度をリアルタイム変換いたしました。

 このことにより見事に、客席のお客様が見て感じた本当の色合いに正しく調整することが出来たのでした。

 ちなみに、写真学校で学んだことは、電球が3200Kで太陽光が5600K。曇りは約6500Kです。例えば、カメラのホワイトバランスを5600Kにしたまま、日陰の花を撮るとくすんだ色あいになり6500Kに変えると、温かみのある綺麗な色合いになります。そして、舞台照明は、意図的に光量を変えたり色温度の違う照明に切り替えたりしていますので、オートホワイトバランスにしたところで、必ずしも見た目の色合いになるとは限りません。なので、100Kごとに色温度調整することで、見事に見た目の色合いに調整することが出来るのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿